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煌く原子の光に飛び込もう
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理由

理由なんてわからない。
オレはお前にいてほしいだけ。
ジャシン様へ捧ぐ赤い血。
夕焼けに染まる敵の死体。

「なぁなぁ角都」
「・・・なんだ」
「なんでお前、オレの儀式を手伝う気になったんだ」

賞金首にしか興味ねぇお前がさ。
なんでカネにならねぇ殺しに付き合うようになったわけ?

コンビを組んだ頃は任務の合間の時間はお互い干渉し合わなかった。
お前は賞金首を殺しに、オレはジャシン様へ捧げる血を探しに。
お互いに自分にとって有意義な時間の使い方をしていた。

そんなオレとお前が…
気づいたらお前の賞金首を一緒に探していた。
気づいたらお前はオレと一緒に血を追い求めていた。

なんでだ?
なんで・・・

「貴様の下らん儀式にオレが付き合う理由、か・・・」
「うるせぇ、下らんは余計だ」

緑色のヤツの瞳が、オレを捕えた。
胸の奥が、熱くなるのを感じた。


「理由など要るのか?」


・・・なんだよその答え。
らしくねぇな。
角都らしくねぇよ。
理屈っぽくない答えだ。

「なんだかお前らしくねぇなぁ」
「フン」
「でも…確かにその通りだぜ」

そうさ。
オレとお前が一緒にいる理由なんて要らない。
理由なんて無理やり作るようなものじゃねぇ。
言葉にならないものがオレたちを繋いでいる。

オレはただただお前がそばに居てくれればいいんだ。
お前も同じ気持ちだろ、
なぁ角都。
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