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煌く原子の光に飛び込もう
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10$の恋

こんなに愛してるのに
冷たいお前にはわかるまい
金の取り持つ縁だから
仕方の無いことだけれど

Words By 憂歌団

(NARUTO 角都×飛段)
頭がぼんやりしてる。酒を飲みすぎたかもしれねぇな。
でも酒に弱ぇオレだって飲みたくなるときはあんだよ。
特にお前が酔っているときは無性にオレも酔ってしまいたくなるんだ。
何故だかわかるか、角都。

「オレは金しか信じられん。金が全てだ。」

お前がそうやって金の話ばかりを口にしだすからだ。
頼むから酔ってるときぐらいそんなこと言わないでくれよ。
昼間とか任務中とかは苦にならねぇけどよ、こうやって酒を飲んでいるときはどうもオレの心が弱っちまってお前の言葉が心に突き刺さるんだ。儀式のときの数百倍痛いんだぜ、お前のその言葉はよぉ。
きっとお前はオレが信用できないんだろうけどさ。オレはお前に惚れてるんだ。女々しいぐらいにお前に夢中だ。お前のその瞳がいつかオレを捕らえてくれればいいと心から思ってる。

お前のことが好きだからよ。
だから、金しか信じてくれないのが辛くて仕方ねぇんだ。

「明日もバイトすんのか?」
「あぁ、今回は高値の賞金首だからな。逃すわけにはいかない。金がオレの生きがいだ。」
「…そっか。」

お前には金しか見えてないんだな。
オレはロックのアルコールを一気に飲み干した。じわりと熱が体中に広がる。早くオレを酔わせてくれ。早く角都の言葉を忘れさせてくれよ。明日になったら全部忘れていたいんだ。そしたらまた角都のこと、諦めなくて済むだろ。
やけに胸が痛いのは酒のせいなのだろうか。

「角都。」
「なんだ。」
「その賞金首はオレの儀式用だ。金は全部お前にくれてやる。」
「…お前は本当に金に興味がないのだな。」

金ならいくらでもくれてやるよ。
それでお前の隣を買うことができるのなら。
賞金首の金なんて安いもんさ。
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