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煌く原子の光に飛び込もう
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カケラ

神様への告白。

(NARUTO 角都×飛段)
数珠がばらばらに散らばって、床に広がる。
ジャシン様の紋章が部屋の片隅に転がってゆく。
「またか」
地図を読んでいた角都がこちらに目を向けた。
「うまく直せねーんだよ」

首飾りが壊れたのだ。
どうも敵のクナイが当たったらしく、紐が綺麗に切れてオレの胸元から落ちた。その時オレは大事な首飾りを切られたことに腹が立ってさっさと相手を殺してしまった。

地面に散った破片を拾えるだけ拾って宿に持ち帰ってきたのだが、うまく直せない。
こう何度も失敗すると嫌んなってきた。イライラして一向に作業が進まねぇ。
「貸してみろ」
角都が見かねてただの紐になってしまった首飾りをオレの手から取り上げた。
「しっかり固定しないから取れるんだ」
そう言いながら角都は止め結びを作って、散らばる数珠を拾いながら紐に通してゆく。紐に山が出来て、通した数珠が反対側から抜けなくなっている。
なるほどなぁと感動しながら、オレは少しでも作業が楽になるようにあちこちに広がった数珠を拾い集めた。
でも、すぐに角都の姿に目が離せなくなった。

散らばったカケラが元の形に戻っていく。
角都の大きな手がオレの首飾りを直していく。
それと同時にオレの心が満たされていく。
角都が優しくしてくれる度に、オレはどうしようもなく嬉しくなる。

「あっ、角都ちょっと待って」
大事なカケラが残っているんだ。
オレは部屋の隅で横たわるジャシン様の紋章を取り上げた。
そして、にんまりと笑う。

ジャシン様。
あんたが好きだぜ。

角都の次にな。


オレは紋章ににそっとくちづけを落として角都に渡した。
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