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煌く原子の光に飛び込もう
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溶解

塩粒が水の中で解けるように

お前の一部が
おれの一部に


※18歳未満閲覧禁止
切ないエロ。略して切エロ。



室内に音が響いている。
男の嗚咽と粘膜と粘膜が混ざり合う音。

「ぐっ・・・んぐっ・・・」

ローはキッドの陰茎を喉の奥まで押し込んでは出す行為を繰り返していた。口蓋垂の奥を刺激され、ローの身体は吐き気と共に悲鳴を上げる。それに引き換え、強烈に押し寄せる快感にキッドは気が遠のきそうになる。ざらついた舌が一番敏感になっている部分に触れる。もう耐え切れなかった。

「はぁっ・・・ロー!イキそうだ・・・!」

キッドは反射的にローから離れようとした。ローに精液をかけない為だ。
しかし、ローはキッドの腰に手を回して今まで以上に陰茎を喉へ突き刺した。

「っ!」
「ぐぁっ・・・」

精液がローの喉の奥へ流し込まれる。
窒息するかしないかの危険な行為。
キッドは見るに耐え切れず、咳き込むどころか精液を必死に体内へ流し込もうとするローを強く抱いた。

「はぁっ・・・んっ・・・ユー・・・すたすやぁ・・・」
「もうこんなことをするのはやめてくれ!」

かれこれ何度目になるのだろう。
2人きりになるといつしかローはこの一方的なオーラルセックスをせがむ様になっていた。
まるで狂ったようにキッドの精液を求めるローの姿がキッドには耐えられなかった。

「お前のそんな姿は見たくねェよ・・・こんなセックス、フェアじゃねェだろ」
「・・・はぁっ」
「おれはお前と繋がりたい」

男女ではなく、同性の交わり。
背徳だとしても、キッドはローと1つになりたかった。

強く抱きしめるキッドの腕が震えている。泣いているのだろうか。
そんなキッドにローは優しく腕を回す。

「・・・お前の精液をケツん中で受け取ったって・・・はぁっ・・・すぐに出て行っちまうだろっ・・・」
「?」
「おれはお前と1つになりたいんだっ・・・」
「ロー」

反射的に体内から排出されるのは耐えられない。
お前の一部だったものをおれの中で溶かしたい。

胃に降りてくる精液を感じて、ローは微かに微笑んだ。

Fin


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