煌く原子の光に飛び込もう
Special Day!
こんなに朝がきらめいて見えるのは。
今日があいつに会える特別な日だから。
*
キドロとハートの皆さん。
あおさまへ相互記念に捧げます。
”キッドに会うのが楽しみすぎてうきうきしてるローさん”
こんなに朝がきらめいて見えるのは。
今日があいつに会える特別な日だから。
*
キドロとハートの皆さん。
あおさまへ相互記念に捧げます。
”キッドに会うのが楽しみすぎてうきうきしてるローさん”
◆
バスタブにたっぷりとお湯を入れて、午前6時のバスタイム。全身泡だらけになってお湯の中へ潜り込む。海の女神には嫌われたが、風呂の女神には嫌われていないらしい。潜り続ける。ぶくぶくぶく。息が続かないくらいに。ぶくぶくぶく。苦しい。ぶくぶくぶく。胸が痛い。それはまさに恋をしている心のように。
「――ふぅ」
お湯の世界から抜け出して空気をめい一杯吸い込む。いつもなら体洗ってさっさと出るのに今日はなんだかずっと入っていたい。心は天邪鬼。
会いたいのに会いたくない。
窓から差し込む朝日にそっと目を瞑った。バスタブから出て太陽の匂いのするバスタオルに身を包む。
今日は特別な日なんだ。
お気に入りのボクサーパンツと香水を身に纏って、床に水の斑点を作りながらトラファルガーは鼻歌まじりにダイニングキッチンへ向かった。
キッチンからコーヒーの匂いがする。爽やかな日差しの中でペンギンが朝ごはんに添えて、コーヒーを淹れていた。
「・・・」
「要らないとは言わせないからな」
「・・・ああ」
チャンスとばかりにペンギンの目が光る。朝の概念が無いのかと言わんばかりに正午に目覚める船長が朝早くから起きているのである。サプリメントばかり摂取するトラファルガーをペンギンは酷く心配していた。焼きたてのパンとハムエッグを口に含む様子を見て、密かに安堵する。
「お前がコーヒーを淹れるなんて珍しいな」
「今日は特別な日だからな」
「・・・」
赤面する船長を尻目に紅茶を飲む。
普段なら毛嫌いするコーヒーの匂いもなぜだか今日は酷く愛しく感じる。
そんな静かで温かい朝食の時間。
「水浸しじゃないかもう!」
静けさを断ち切ったのは、元気なキャスケットの声だった。
「わりぃ」
「絶対悪いって思ってないだろ!」
「ははは」
顔を膨らませながらお風呂場からキッチンに続く水の足跡を拭く。綺麗好きの船長が足跡を残すなんて、珍しい。
相当浮かれているんだなぁとキャスケットは1人ほくそ笑む。
「髪もちゃんと拭かねぇと」
「そのうち乾くだろ」
「まったく・・・」
ゴシゴシとトラファルガーが肩に掛けていたバスタオルを使って髪を拭く。ペンギンの作った朝食の良い匂いとトラファルガーから香る花の匂い。
酷く心が踊る。こっちまで幸せが移ってきちまったんだろうか。
「今日は勝負下着ですねセンチョー」
「っ・・・」
冗談交じりの敬語にまたしてもトラファルガーは赤面した。
キスマークだらけのボクサーパンツ。
あいつにたくさんキスして欲しいから、なんてな。
「おいキャスケット、船長がすごい幸せそうな顔してるぞ」
「えっ!?どれどれ・・・」
「うるせー!!!」
こうやってクルーの洒落た冷やかしをかわす日が来るとは思ってもみなかった。
あいつとの関係を悟られたとき、クルーが自分から離れていく事を覚悟した。ホモ野郎の船長なんて誰か好き好んで付いていくだろうか。人知れず泣いていた日々を思い出してトラファルガーは無造作に動くバスタオルの中で苦笑いをした。
本当は、夜な夜な密かに涙する船長にクルーたちは気づいていたのだけれど。
まばゆい日差しに包まれて朝は過ぎていく
今からあいつに会いに行くんだ
そう思うだけで
今日は特別な日になる
「キャプテンキャプテン」
船を出る寸前、寝起きのベポが目を擦りながら甲板から顔を覗かせているのが見えた。
「早く帰ってきてね」
「ああ」
「朝帰りは厳禁だよ・・・まぁユースタスに捕まっちゃうんだろうけど」
「ベポ!」
「いってらっしゃい」
耳に届いたあいつの名前に胸が高鳴る。
心の中でも呼ぶことの少ないあいつの名前。
微笑むベポの残像を網膜に残して、足取り軽やかに朝の町並みを歩いてゆく。
「kidd」
手の甲に口付けをするのはおまじない。軽くリップ音を立てて、ありもしない恋のカミサマに祈った。
Fin
◆
なにこの捏造ハートの海賊団www
あおさまホントにごめんなさい・・・
あおさまのこと考えながら書いたらこんな感じになっちゃいました(´ω`*)
私の趣味丸出しだね。
やっぱキドロは幸せ一杯じゃなきゃ嫌!
ボクサーパンツ一丁のローさんが見てみたい^q^
バスタブにたっぷりとお湯を入れて、午前6時のバスタイム。全身泡だらけになってお湯の中へ潜り込む。海の女神には嫌われたが、風呂の女神には嫌われていないらしい。潜り続ける。ぶくぶくぶく。息が続かないくらいに。ぶくぶくぶく。苦しい。ぶくぶくぶく。胸が痛い。それはまさに恋をしている心のように。
「――ふぅ」
お湯の世界から抜け出して空気をめい一杯吸い込む。いつもなら体洗ってさっさと出るのに今日はなんだかずっと入っていたい。心は天邪鬼。
会いたいのに会いたくない。
窓から差し込む朝日にそっと目を瞑った。バスタブから出て太陽の匂いのするバスタオルに身を包む。
今日は特別な日なんだ。
お気に入りのボクサーパンツと香水を身に纏って、床に水の斑点を作りながらトラファルガーは鼻歌まじりにダイニングキッチンへ向かった。
キッチンからコーヒーの匂いがする。爽やかな日差しの中でペンギンが朝ごはんに添えて、コーヒーを淹れていた。
「・・・」
「要らないとは言わせないからな」
「・・・ああ」
チャンスとばかりにペンギンの目が光る。朝の概念が無いのかと言わんばかりに正午に目覚める船長が朝早くから起きているのである。サプリメントばかり摂取するトラファルガーをペンギンは酷く心配していた。焼きたてのパンとハムエッグを口に含む様子を見て、密かに安堵する。
「お前がコーヒーを淹れるなんて珍しいな」
「今日は特別な日だからな」
「・・・」
赤面する船長を尻目に紅茶を飲む。
普段なら毛嫌いするコーヒーの匂いもなぜだか今日は酷く愛しく感じる。
そんな静かで温かい朝食の時間。
「水浸しじゃないかもう!」
静けさを断ち切ったのは、元気なキャスケットの声だった。
「わりぃ」
「絶対悪いって思ってないだろ!」
「ははは」
顔を膨らませながらお風呂場からキッチンに続く水の足跡を拭く。綺麗好きの船長が足跡を残すなんて、珍しい。
相当浮かれているんだなぁとキャスケットは1人ほくそ笑む。
「髪もちゃんと拭かねぇと」
「そのうち乾くだろ」
「まったく・・・」
ゴシゴシとトラファルガーが肩に掛けていたバスタオルを使って髪を拭く。ペンギンの作った朝食の良い匂いとトラファルガーから香る花の匂い。
酷く心が踊る。こっちまで幸せが移ってきちまったんだろうか。
「今日は勝負下着ですねセンチョー」
「っ・・・」
冗談交じりの敬語にまたしてもトラファルガーは赤面した。
キスマークだらけのボクサーパンツ。
あいつにたくさんキスして欲しいから、なんてな。
「おいキャスケット、船長がすごい幸せそうな顔してるぞ」
「えっ!?どれどれ・・・」
「うるせー!!!」
こうやってクルーの洒落た冷やかしをかわす日が来るとは思ってもみなかった。
あいつとの関係を悟られたとき、クルーが自分から離れていく事を覚悟した。ホモ野郎の船長なんて誰か好き好んで付いていくだろうか。人知れず泣いていた日々を思い出してトラファルガーは無造作に動くバスタオルの中で苦笑いをした。
本当は、夜な夜な密かに涙する船長にクルーたちは気づいていたのだけれど。
まばゆい日差しに包まれて朝は過ぎていく
今からあいつに会いに行くんだ
そう思うだけで
今日は特別な日になる
「キャプテンキャプテン」
船を出る寸前、寝起きのベポが目を擦りながら甲板から顔を覗かせているのが見えた。
「早く帰ってきてね」
「ああ」
「朝帰りは厳禁だよ・・・まぁユースタスに捕まっちゃうんだろうけど」
「ベポ!」
「いってらっしゃい」
耳に届いたあいつの名前に胸が高鳴る。
心の中でも呼ぶことの少ないあいつの名前。
微笑むベポの残像を網膜に残して、足取り軽やかに朝の町並みを歩いてゆく。
「kidd」
手の甲に口付けをするのはおまじない。軽くリップ音を立てて、ありもしない恋のカミサマに祈った。
Fin
◆
なにこの捏造ハートの海賊団www
あおさまホントにごめんなさい・・・
あおさまのこと考えながら書いたらこんな感じになっちゃいました(´ω`*)
私の趣味丸出しだね。
やっぱキドロは幸せ一杯じゃなきゃ嫌!
ボクサーパンツ一丁のローさんが見てみたい^q^
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