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煌く原子の光に飛び込もう
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Big Kid

70番GRの最高級のスィートルームにて。

※18歳未満立ち入り禁止

Sensual Voiceの続きです。
もう自重なんかしません(^p^)



黄昏のような淡い光の中に立ち込めるのは気品ある香の匂い。
広すぎる部屋に広すぎるベット。
ベットの上にはヴェルヴェット生地に包まれたクッションの山。
そこはまさに最高級のスィートルームと呼ぶに相応しい部屋だった。

「ラブホテルにしちゃあたいそう豪華だな」

てっきり安いモーテルにでも行くのかと思っていたローはシニカルな笑みを浮かべそう呟く。こんな部屋でこれからヤるなんて考えただけで可笑しい。おれたちゃァ、どっかの国の王子様とお姫様か。

「お前には安っぽい宿なんて似合わねェよ」

そう言って華奢な身体を高く積まれたクッションの中へ押し倒す。触れるだけの口付けをした唇をローの耳に押し当て「風呂に入るか?」と囁く。どこまでも律義な男だなァと感心しながらNOと言う代りに深い口付けで返した。唇を貪りながら、上着を脱ぐキッドの姿に思わずローは眩暈に似たものを感じる。目の前に現れたキッドの白く逞しい胸板に抱きつく。汗と香水の混じった匂いを胸一杯に吸うと、それだけでローは途方もなく幸せな気持ちになれた。キッドの手がローの腰に触れる。少しだけ触れられただけなのに、それだけで腰が砕けそうだった。上着を脱がされると、キッドのそれとは似ても似つかないが確かに鍛え抜かれた胸が露わになる。
そっと、マニキュアを塗った黒い指先がローの胸の突起に触れる。

「ふっ・・・」

熱の籠った息吹をローは漏らした。男の乳首というのは性感帯でもなく女のものほどの器官としての意味も持っておらず、いわば唯の飾りである。ところが今のローにとっては、それですらも性感帯になっていた。もはや体中の全てが性感帯であった。好意を寄せる男に触れられているのだ。感じないわけがない。天を仰ぎ褐色の喉をこちらに向けて吐息を漏らし続けるローの姿はキッドには眩しすぎるほどに扇情的だった。ローはどこか中性的で、時おりキッドは女と見紛う。

「くすぐってェよ・・・ユースタス屋っ・・・」

痒さの裏に潜む官能的な刺激にローの声が上ずんだ。紅のルージュがローの突起を包む。ざらついた舌に一番敏感なところを擦られて自然と腰が浮く。どうしようもない刺激に手持ちぶさたな両腕の行く先は赤毛のこうべだった。意外にも柔らかいキッドの髪の毛を優しく包み込む。

「はははっ・・・子供みてェっ」

キッドの姿はまるで母親にじゃれ付く子供のようである。
愛しい愛しい、大きな”kid”だ。
そう言ってローは高ぶる興奮を痒さのせいにした。

Fin



読んで下さってありがとうございました。
テスト前なのにエロの神様が降臨されました。
私、本格的なエロを書くのは初めてで…もうなんだか変な感じでごめんなさい(泣)
しかもまだ続きます。
はうあ!!!皆様どうぞ見捨てないでやって下さい(;Д;)

キッドさんはすごいロマンチストだったらいいなぁという妄想の産物がこれです。
お部屋は70番GRにある五つ星ホテルの最高級のスィートルームという設定。
安いモーテルで交わる男同士ってのも素敵ですが、億越えのキャプテンたちには最高級のスィートルームがお似合いかなぁと思いました。
目の前でヴェルヴェット生地のクッションの中にローたんが寝てたらそれだけで死ねる(^p^)
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