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煌く原子の光に飛び込もう
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超新星爆発

一瞬の煌めきと共に
重力に押しつぶされゆく超新星

★散文詩


真夜中の澄んだ街の空気を吸って
高揚感と緊張感を胸に抱きながら
2人足音を響かせて
おれ達は人知れず森へ向かう
真夜中の森は誰も近づかない
海軍も、ましてや自分のクルー達すらいない
唯一つの2人きりになれる場所

2人で大きな木の幹に寄りかかる
肩を並べて見上げる空
そこには満天の星屑
2人静かに空を見つめる
青白く一番煌めく星が1つ

「あの星、新星だ」
「あの一番光っている青白い星のことか?」
「そうだ」

星は赤色に近づくほど年を取る
青白く光る星は恐れを知らない若い星

「おれ達がなんて呼ばれているか知っているか」
「”超新星”だろ」
「儚い名前だよなァ」

おれ達はただの新星じゃない
超新星だ
なぁ ユースタス屋
超新星がどんな星か知っているか

超新星は一瞬の煌めきと共に
重力に押しつぶされ爆発する

おれ達は一瞬の煌めきの中で生きている
重たい責任と罪を背負って夢を見る
押しつぶされてしまえば、瞬く間に星屑となりゆく
酷く儚いおれ達の行く末

「いっそのこと、このまま2人星屑になっちまえばいいのに」

あの夜の帳へ2人一緒に溶けてしまおう
そうすれば永久に1つになれる
一瞬の煌めきしか与えられないというのなら
このまま2人で星になってしまおうか

Fin



最後まで読んで下さってありがとうございました。
超新星と聞いて浮かんでしまうのはスーパー「ルーキー」という意味よりもスーパー「ノヴァ」の方です。
さすが物理好き。できないくせに^^
切なさを表すには散文の文体を使うしかない!!
と思いまして、散文にしてみました。




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