煌く原子の光に飛び込もう
Another story of soap bubbles
Zoro * Law
シャボンディ諸島編を読んで。
管理人の妄想が爆発しております。
ゾロとローが絡んだらこんな感じ。カプ要素はないです。
Zoro * Law
シャボンディ諸島編を読んで。
管理人の妄想が爆発しております。
ゾロとローが絡んだらこんな感じ。カプ要素はないです。
◆
シャボン玉の割れる音が響く。 泡に包まれる木々はまさに幻想的だ。
その中をゾロは悠々と歩いていた。
「繁華街に来たはずだが…?」
あたりを見回しても一面木の群れだ。
案の定、サンジとウソップに言われた通りになってしまった。
ゾロは方向音痴な自分にいらつきながら、 切株に座る男を見つけた。
(迷ったら人に聞く、それくれェできる。)
そう思いながらゾロはその男に近づいていった。 よく見るとその男のそばには白い熊がいる。
「おいあんた」
「なんだ」
「道を聞きたいんだが、繁華街はどっちだ」
「この森を抜ければすぐに着く」
「そうか、悪ィな」
(やっぱりおれは迷子じゃない。)
気分を良くしたゾロはその場を離れようとした。
しかし、ゾロは刹那の殺気を感じ取った。
「…一戦交えないか、ロロノア屋」
「なぜおれの名を」
「お前の船長のイカレ具合は折り紙付きだからな」
「あんたは」
碧眼の目が光る。その顔はどこまでも勝ち気だ。
ローは自分の殺気に動じないゾロを見て笑った。
(”イカレ”具合はクルーも同じなのか。)
「トラファルガー・ロー」
「…覚えておく。だがあんたとは戦わない」
「おれが相手じゃ不服か?」
ローは長剣を抜こうとした。
――が、ゾロの抜きの方が早かった。 銀色の刀刃が火花を散らした。
沈黙の中、相も変わらずシャボン玉は空を舞う。
おそらく彼らにその割れる音は届かないだろう。
殺気と緊張が渦巻く静寂を破ったのはゾロの方だった。
「あんたの剣は優しすぎる」
揺らぐ碧眼をゾロは見逃さなかった。
「あんたの剣は戦うためのものじゃないだろ」
ローはにやりと笑った。
(この剣の”ハート”を見破ったのは、おそらくお前だけだ。)
「ペボ行くぞ」
「アイアイキャプテン!」
碧眼の男は何事も無かったかのように森の奥へ歩き出す。
その男の後ろにはやはり…あの白い熊。
「なんだあの熊」
ゾロも何事も無かったように歩き出す。
繁華街はもうすぐそこだ。
Fin
◆
ローの能力は人を殺せませんよね。
そこにローの過去が潜んでいる気がしてなりません。
シャボン玉の割れる音が響く。
その中をゾロは悠々と歩いていた。
「繁華街に来たはずだが…?」
あたりを見回しても一面木の群れだ。
案の定、サンジとウソップに言われた通りになってしまった。
ゾロは方向音痴な自分にいらつきながら、
(迷ったら人に聞く、それくれェできる。)
そう思いながらゾロはその男に近づいていった。
「おいあんた」
「なんだ」
「道を聞きたいんだが、繁華街はどっちだ」
「この森を抜ければすぐに着く」
「そうか、悪ィな」
(やっぱりおれは迷子じゃない。)
気分を良くしたゾロはその場を離れようとした。
しかし、ゾロは刹那の殺気を感じ取った。
「…一戦交えないか、ロロノア屋」
「なぜおれの名を」
「お前の船長のイカレ具合は折り紙付きだからな」
「あんたは」
碧眼の目が光る。その顔はどこまでも勝ち気だ。
ローは自分の殺気に動じないゾロを見て笑った。
(”イカレ”具合はクルーも同じなのか。)
「トラファルガー・ロー」
「…覚えておく。だがあんたとは戦わない」
「おれが相手じゃ不服か?」
ローは長剣を抜こうとした。
――が、ゾロの抜きの方が早かった。
沈黙の中、相も変わらずシャボン玉は空を舞う。
おそらく彼らにその割れる音は届かないだろう。
殺気と緊張が渦巻く静寂を破ったのはゾロの方だった。
「あんたの剣は優しすぎる」
揺らぐ碧眼をゾロは見逃さなかった。
「あんたの剣は戦うためのものじゃないだろ」
ローはにやりと笑った。
(この剣の”ハート”を見破ったのは、おそらくお前だけだ。)
「ペボ行くぞ」
「アイアイキャプテン!」
碧眼の男は何事も無かったかのように森の奥へ歩き出す。
その男の後ろにはやはり…あの白い熊。
「なんだあの熊」
ゾロも何事も無かったように歩き出す。
繁華街はもうすぐそこだ。
Fin
◆
ローの能力は人を殺せませんよね。
そこにローの過去が潜んでいる気がしてなりません。
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