忍者ブログ
煌く原子の光に飛び込もう
| Home | About | Caution | SS | My lovely jewel | Log | Other |
[52]  [51]  [50]  [49]  [48]  [45]  [47]  [46]  [44]  [43]  [42
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Morning Call

大学生パロ第一弾。
まったり連載する予定です。



朝7時にセットしたアラームが鳴るよりも早くおれの携帯は鳴った。可愛い彼女からのモーニングコールならいくらでも喜んで取るが、生憎そんな女はいない。こんな時間にかけてくる人物は今のところただ1人しか思い浮かばない。

「おはよう、ユースタス君」
「おはようございます・・・レイリーさん」

おれのバイト先の主人であるレイリーさんだ。奥さんのシャッキーさんと一緒にバーを経営している。無料で所謂「ハコ貸し」をしてくれる気の良い夫婦で、音楽やってる学生の間では神様的存在だ。
キミは朝イチに電話しないと直ぐ予定が入ってしまうからね、と笑いながらレイリーさんは言った。この人懐っこさがどうも憎めない。

「申し訳ないんだが、今日バイト入ってくれないかね?」
「大丈夫っすよ、今日は金曜日だし」
「なら良かった。・・・きっとキミも楽しめるはずだ、今日のイベントは"SuperNova"だから」
「"SuperNova"って・・・あの"SuperNova"ですか」

あのHIP HOPからHouseまで何でも流すっていうオールラウンドのイベントか。
・・・しかもDJは全員ウチの学生らしい。来る客層ももちろん学生が大半だと聞く。実際おれも何度か誘われたことがあるが、部活やら飲み会と重なっていていつも行けなかった。

「そう、あの学生イベントさ。可愛い娘と知り合いになれるかもしれんな」
「止めてくださいよ!」
「ははは、早くモーニングコールをしてくれる彼女ができるといいな」
「全く・・・レイリーさんは」

自分の心中を的確に察せられて、思わず苦笑いをした。
大学に来てはや2年。そろそろ彼女が欲しいというのが本音だ。
仲間や友達じゃなくて、そろそろ恋人という存在が欲しい。

――学生イベントなら良い出会いがあるかもな。

おれはそんな軽い気持ちでレイリーさんの頼みを快く承諾した。

Next..



つ、遂にやっちまいました大学生パロ!!
まだキッドさんとレイリーさんしか出てきてない(笑)
これからまったり連載して行きます。
PR
カウンター
アクセス解析
Powered by Ninja Blog Photo by 戦場に猫 Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]